2009年08月19日

「アジアンタムブルー」(大崎善生著)を読んだ

アジアンタムブルー」(大崎善生著)を読んだ



アジアンタムブルー

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた―。

万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王…。

主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。

青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。

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アジアンタムブルー」(大崎善生著)を読んだ。色々なことを考えさせられる小説であった。

アジアンタムブルー」(大崎善生著)は名作と言えるだろう。(少なくとも、自分が読んだ小説の中では、間違いなく名作の中の一つだ。)

生きること、死ぬこと、人を愛するということ、そんなことについて考えさせられた。

「アジアンタムブルー」の中で、主人公の恋人が、若くして末期がんの為に死んでしまう。しかし、その女性は、最後の時を、好きな主人公と一緒に、好きな場所(ニース)で過ごせて、幸せだったと言った。

結局、人生の幸せ・不幸せは、その長さで決まるものではなく、(それは当然と言えば当然なのだが・・・)、人生の中身・質が幸・不幸を決めるということだと思う。

しかしそれは、人生の最後の瞬間で決まるわけではもちろんない。「アジアンタムブルー」の主人公の恋人のように、恋人に看取られながら、自分の好きな場所で死ねる人間は、そう滅多にはいないだろう。

大抵は味気ない病院で死んでゆくのだろう。しかし、味気ない病院で誰にも看取られずに死んだとしても、自分の人生は幸せだったと思う人はきっといると思う。

それは、自分の人生を生き切った満足感からくる幸せであったり、若いころのキラキラした思い出から来る幸せだったり人によって様々だろう。

自分も死ぬ時には、幸せだったといって死んでいきたいものだ。その為に出来ることは、毎日を一生懸命生き切ることだと思う。

今度、「アジアンタムブルー」の映画をDVDでレンタルして観てみよう。



アジアンタムブルー オリジナル・サウンドトラック

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posted by 王子 at 16:02| アジアンタムブルー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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