2009年07月21日

「ミステリーとの半世紀」(佐野洋著)

ミステリーとの半世紀」(佐野洋著)

ミステリーとの半世紀」(佐野洋著)はお薦め作品だ。

著者の佐野洋氏は1928年生まれの小説家である。1958年に「銅婚式」でデビューした。

奥さんが佐野洋さんの行動を当時からつぶさにメモしており、そのメモを元に書かれたのが、この「ミステリーとの半世紀」である。

小説家・佐野洋とミステリーとの半世紀の長きに渡る関わり合いを書いたエッセイ集である。

佐野洋氏のトリックへのこだわりや、文章の作法についても書かれており大変参考になる。

この「ミステリーとの半世紀」の最初の方に、「物事は合理的なものほど美しい。美しいものとは、数学、天文学、そして探偵小説なんだ」という件がある。

探偵小説・ミステリーをそういうふうにとらえている視点・観点が面白いし、納得させられる。

また、ミステリー初心者にとっての入門書にもなる1冊だと思う。

佐野洋氏はミステリーしか書いていない小説家であり、稀有な小説家である。

「ミステリーとの半世紀」には、日本の推理小説史の行間が中にびっしり詰まっており、非常に興味深い1冊となっている。




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posted by 王子 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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