2009年06月23日

小説「ムッシュ・クラタ」(山崎豊子著)

小説「ムッシュ・クラタ」(山崎豊子著)を読んだ。山崎豊子といえば最近は「運命の人」が有名だ。もっと言えば、TVドラマであった「白い巨塔」や「華麗なる一族」が有名だ。

私はTVドラマは見ないのだが、「白い巨塔」はたまたまつけた時にやっていて、観たらはまってしまったのを覚えている。「華麗なる一族」は15年くらい前に小説を読んだ記憶がある。

それを考えると、この山崎豊子という著者の活躍期間が大変長いことに驚かされる。1924年生まれということだからもう85歳くらいだ。そのエネルギーには脱帽する。

ところでこの「ムッシュ・クラタ」は短編小説集「ムッシュ・クラタ」の冒頭の作品である。昭和60年頃の作品であるから、大分古いものだ。

ムッシュ・クラタは新聞記者だが周囲の人に言わせると、フランスかぶれのいやな奴だ。その実在の人物像に迫ったのが本作品である。山崎豊子の地道で熱心な取材活動により、その人物像が浮き彫りになってくる。

ムッシュ・クラタはどんな場面でもその生き方に一貫性があり、己を貫き通しているところが稀有な人物である。こんな人物が自分の周りにいたら大変迷惑な話なのだが、その生き方は尊敬できる部分が沢山ある。

彼にとってフランスとは何だったのか?おそらく、人生の殆ど全てといっても過言ではないだろう。私も、彼にとってのフランスと同じように、人生をかけられる何かが欲しいと思った。

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ラベル:小説 山崎豊子
posted by 王子 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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