2009年06月14日

小説「半落ち」(横山秀夫著)

小説半落ち
」(横山秀夫著)を読み始めた。映画にもなっていたようだが、映画はまだ見ていない。

映画はおおよそ2時間だから、その時間に制約されてしまって、小説の中での繊細な描写などが盛り込めていないことが多いと私は思っている。だから映画より小説の方が面白いことが多いと思う。

この小説は冒頭から一気に引きこまれた。事件を起こしてしまった警官の心の闇には一体何があるのか。真実は語られるのか。気になって気になって、他にやらないといけないことがあるが、なかなかそちらに意識が集中しない位、引き込まれる小説になっている。

警官が犯した犯罪の原因にアルツハイマー病がかかわっている。いわゆるボケ、のこと。人間はどうして年をとるとボケてしまうのか。自分の親や妻の親、そしていつかは自分自身や妻の身に及ぶかもしれないこのアルツハイマーという病は一体何なのか。

心配はもちろんあるが、それ以上に「何故?」という疑問が強く湧き起る。小説の中に、アルツハイマーの平均発症年齢は50歳くらい、とあった。そんなに早くボケてしまうのか?まだ働いている最中ではないか。

楽隠居生活も楽しむ前にアルツハイマーが始まってしまったら、なんの為に頑張ってきたのか分からない気がする。もちろん仕事そのものを楽しんで働いている人もいると思うが、そんなに多くはいないだろう。

むしろ定年後の生活を夢見て、出来るだけ早く引退できるように頑張る、というのが普通なのではないだろうか。私自身もそうだ。医療や科学の進歩は凄まじいと思うから、いつか解決法、薬、治療法などが発明・発見されるとは思うが、一刻も早い朗報を期待する。








ラベル:小説 横山秀夫
posted by 王子 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。